【調べてみた】依存症でもギャンブルは一生止めなくても大丈夫??

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こんにちは!

いつも見て頂きありがとうございます!

 

下記の記事の続きです。 

www.issyouhimitu.com

ウィキペディアに記載されている、ギャンブル依存症は「コントロール化することが多い」という内容は本当なんでしょうか?

 

という事で記載元の本(日本語版)を取り寄せて調べてみましたのでご報告させて頂きます。

記載元での書かれ方

このコントロール化の記載についての部分がこちらになります。

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あくまでも海外で言われている内容で、まとめると

◆「コントロールギャンブル(適パチ)」を治療目標にすると、病院に治療に受けに来る人が増えるからやってみた。

 

◆やってみると意外にも、最終的には辞める事ができた人がいた。

 

◆コントロールに成功した人は、妥当なレベルの適応力を既に持っている人にのみ有効

 

との事でした。

※「コントロール化することが多い」については文中に記載のある、元文献にデータがありましたので後程紹介させて頂きます。

 

 

「一生禁止」というギャンブル依存症治療の大原則により治療ハードルを高く感じて病院に行かない人も多く、海外の調査よればギャンブル依存症で治療を受ける人は10%と報告がされています。

 

更にその中でも治療のドロップアウト(中断)が多く、実質数%の人しか治療できていない状況のようで、それを打開するための案だったそうです。

 

依存症はコントロールが出来なくなる病気なのに、今更コントロールなんて出来るわけ・・。と思いますよね。

 

私が正にそう思ったので、お小遣いでこの元文献を購入し、読んでみました。

根拠となる情報について

先程の根拠の中心となる文献はこちらになります。

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これはラヴァル大学のロバートさんという(超)有名な心理学部の名誉教授の先生が書いた論文です。この人はギャンブル依存症の事を熱心に研究されていた様で、誰も思いつかない様な切り口でギャンブル依存症の治療を良くできないか考えているみたいですね。

 

ちなみに以前紹介した心理テストを考案したシドニー大学のアレックス先生とも共同研究をしてたりするようです。

 

この文献はレビュー論文の様なもので実際にロバートさんの試験データではありませんでした。

 

コントロール化については下記のように記載されていました。

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2031人の治療を受けたギャンブラーのうちコントロールに成功したのが、

◆治療後6カ月⇒72%

◆治療後1年⇒50%

◆治療2年後⇒27%

 

・・微妙でしょ?

 

コントロールの定義も曖昧ですし、ドロップアウトも多すぎて2年後のサンプル数なんか237人になっちゃってます・・。

 

このデータを基にギャンブラーで「コントロール化する者は多い」と書かれている訳ですからね。

 

世界的にも、これに異議を唱える人も多くてその後大々的には普及しなかったようです。

 

ですがその後も調査は進んでいた様で、他にも過去の調査データなどが載っていましたが、症例数は多くて20例、他の調査もほとんどがケースレポートでしたね・・。

 

ちなみにコントロールギャンブルの条件として

 

①お金は家族が管理する

 

②ギャンブルの時間・回数・金額は家族と相談の上、適額を設定

 

③勝ったお金をまたギャンブルに使う事は禁止

 

④その間治療は必ず受け続ける

 

としていた様です。

 

確かにこれを守れればDSM-5の診断基準からも除外できるし、見た目上は病気が治った、とも捉えられますからね。

 

多くの人に治療を受けて欲しいのはよくわかりますが、個人的にはあまり好きな治療ではないです。。

結論

◆ギャンブル依存症はコントロール化することが多い

 

①根拠はあった。ただデータとしての信頼性が弱い。単純に自分に当てはめて考えれる内容ではない。

 

②もしするなら条件があり、お金の管理は人に任せる事、ギャンブルに使うお金・時間・回数を決めてもし勝ったとしても返却、その間治療は受け続けなくてはいけない。

 

③あくまでも治療率・継続率をあげたいという目的で医療者が作った治療目標であり、本来は休止が大原則であると筆者も触れている。

 

 

という感じでした。

 

なんとなく伝わりましたでしょうか?わかりにくかったらすみません。

最後に

やっぱりネットの情報ってほんの小さな話を凄く誇張して書かれる傾向がありますよね。今回も正にそれかと思います。

 

簡単に「自分も適パチできるかも!」と思わないようにしましょう。

 

堅苦しい内容でしたが見て頂きありがとうございました!

それでは!