ギャンブル依存症におけるスリップについて

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ギャンブル依存症におけるスリップについては以前下記の記事でも書きましたが、今回は私なりのスリップの見方と危険性について考えてみたいと思います。

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スリップと再発

スリップは医学的には再発とは別らしいです。

 

試しにスリップした時の状態をギャンブル依存症の診断基準(DSM-Ⅴ)と当てはめてみましょう。

 

過去12ヶ月間に以下のうち4つ(またはそれ以上)当てはまればギャンブル依存症

※追加基準もありますが今回は割愛します

 

◆興奮を得たいがために、掛け金の額を増やして賭博をする要求

×

 

◆賭博をするのを中断したり、または中止したりすると落ち着かなくなる、またはいらだつ

 

◆賭博をするのを制限する、減らす、または中止するなどの努力を繰り返し成功しなかったことがある

×

 

しばしば賭博に心を奪われている(例:次の賭けの計画を立てること等)

 

◆苦痛の気分(例:無気力、罪悪感、不安、抑うつ)のときに、賭博をすることが多い

×

 

◆賭博で金をすった後、別の日にそれを取り戻しに帰ってくることが多い

×

 

◆賭博へののめりこみを隠すために、嘘をつく ・賭博のために、重要な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある

 

◆賭博によって引き起こされた絶望的な経済状況を逃れるために、他人に金を出してくれるよう頼む

 

という事で、単にスリップしてもギャンブル依存症の状態に戻る、という訳ではありません。恐らく診断もつきません。(1年以上の休止後なら)

 

以上の事から医学的にはスリップと再発は別物と言われており、そもそもギャンブル依存症は「日常的な」病的な賭博行為に陥る精神疾患、になります。

ギャンブルのスリップは特に危険

ギャンブル以外にも、薬物やアルコールの依存症でも「休止」というものが大原則にされているので、それに伴いスリップという概念も存在します。

 

ですが、この中でもギャンブルのスリップは最も危険である。と言われているのをご存知でしょうか。

 

その理由として触れられていたのは「制限がないから」だそうです。

 

アルコールや薬物は物質なので、身体症状を伴うため摂取できる量に限界がありますが、ギャンブルはプロセスなので限度がありません。

 

その為、スリップして「もうどうにでもなれ」と考えてしまえば、無限にお金を使えてしまいます。

 

家を売って賭けることも、多額の借金をして賭けることも、大事な人から、会社からお金を盗って賭けることも可能です。

 

そしてそれによって一瞬で一生を棒にふることも可能です。

 

ギャンブル依存症におけるスリップにはそれほどのリスクが潜んでいると言われています。

スリップ後の対応

そんな中でスリップしてしまった時ですが、私が病院で習った対応としては2つでした。

 

①嘘をつかないこと

②借金を重ねないこと

 

 この2つです。

 

恐らくギャンブル依存症の診断項目にもかかわってくる、というのもあるんでしょうね。  

 

もし私がスリップしたら、すべての情報媒体の発信を辞めてふさぎ込みそうですが、この記事を覚えていればこの対応を心掛けたいと思います。

最後に

先日ツイッターでスリップした方が何名かおられましたが、全員が完ぺきな対応をされていました。

 

正直に報告し、翌日からまた禁パチを開始するという事をされています。

 

そうすれば再発も防げるし。一次的にお金を失ったのと、単純にカウントアップが1からに戻るだけです。

 

でも、

 

もし自分がスリップしたら同じ様にできるかな・・と考えていました。

 

言うのは簡単ですが、口だけでなく、万が一の場合は私もこのような対応ができるようにしたいと思います。

それでは。